近年では日本も高齢化社会と医療の発達によって健康長寿の方がとても多いですよね!
これからの日本は人生100年時代が来ると予想されています。
100歳って身の回りにはほとんどいないのですが、これからは100歳以上の方がどんどん増えてくるのでしょうか?
そうなると出てくる疑問は人間って何歳まで生きられるのか?という疑問ですよね?
そこで、あの有名なギネスブックの世界最高齢歴代ランキングを調べてこの疑問を解決していきたいと思います!
ギネスブックにも載った!歴代世界最高齢者ランキング!ベスト10
第10位 スザンナ・マシャット・ジョーンズ 116歳と311日
1899/7/6~2016/5/12
まずはじめに第10位から。アメリカ合衆国アラバマ州生まれのスザンナ・マシャット・ジョーンズさんです。
スザンナさんは1899年7月6日生まれで、アメリカでは19世紀生まれの最後の方でしたが、残念ながら2016年の5月12日に亡くなりました。
2015年から亡くなるまで、存命中の最も長寿な方としてギネスブックの世界最高齢記録認定を受けていました。
彼女は11人兄弟のうちの3番目の子として誕生し、幼い頃は両親の農業の仕事を手伝っていたそうです。
彼女は喫煙しないことやお酒を飲まないこと、よく寝ることを長寿の秘訣としていました。
またベーコンが好物でありよく食べていたという。やっぱり、喫煙習慣や深酒は健康に悪そうですよね。
第9位 マリア・カポビージャ 116歳と347日
1889/9/14~2006/8/27
続いては第9位のマリア・カポビージャさん。マリアさんはエクアドルのグアヤキルに住んでいた長寿世界一だった女性です。
彼女はエクアドル及び南アメリカで最も長生きをした人物であり、当時は3世紀を生きた人物の中では最高齢の人物でした。
マリアさんは上流階級の娘で、生涯優雅な生活を送っていました。タバコを一切吸わず、お酒もほとんど飲まなかったと言います。
1917年に結婚し子供も5人授かったそうですが、マリアさんが死去した2006年の時点で生存していたのは3人だけだったそうです。
また、彼女には2006年の時点で孫が12人、曾孫が20人、玄孫が2人いたそうです。子孫が34人もいるなんて凄いですよね。
最晩年まで元気な生活を送っていたそうで、新聞を読んだり、テレビを観たりはもちろん。杖を使わずに歩くことができました。
2004年5月29日に世界最高齢になり、2005年12月9日以降は世界最高齢の人物としてギネス世界最高齢記録に認定されていましたが、2006年8月27日に肺炎のため116歳347日で没した。
エクアドル人としては長寿世界一になった唯一の人でした。
第8位 大川ミサヲ 117歳と27日
1898/3/5~2015/4/1
大川ミサヲさんは大阪府大阪市生まれで、2015年4月1日当時、存命の人物で日本最高齢、およびギネス世界最高齢記録に認定された世界最高齢の人物でした。
呉服屋の四女として生まれた大川さんは、102歳の時に盆踊りの際に転倒し足を骨折した以外は大病を患ったことはないそうです。
110歳まで、車椅子を使わずに歩くことができました。それ以降は転倒防止のため、車いすで移動していたようです。
長寿の秘訣として大川さんは「美味しいものを食べること」「ゆっくり暮らすこと」「よく寝ること」が欠かせないと語っていました。
彼女の好物は鯖のきずしや刺身、コーヒーだそうです。
第7位 エマ・モラノ=マーティヌッジィ 117歳と137日
1899/11/29~2017/4/15
イタリア・ピエモンテ州に生まれたエマさんはヨーロッパ出身の人物としては歴代2番目に長寿な人物です。
彼女は8人兄弟姉妹の長女で、長生きの家系に生まれました。
母親や叔母、妹弟の多くが90歳を超えており、妹の1人であるアンジェラさんは102歳まで生きています。
長寿の秘訣として、薬を使用せず、1日当たり3個の卵を食べて、手作りのブランデーを飲み、チョコレートを時々食べることだそうです。
第6位 ヴァイオレット・ブラウン 117歳と189日
1900/3/10~2017/9/15
中南米およびジャマイカでの歴代最高齢記録の人物です。
彼女は4人兄弟姉妹の一人であり、長寿な家系の生まれでした。家族の中には96歳まで生きた人もいます。
彼女は1人の子どもをもうけ、その子供も今は97歳になっています。
ギネスブックにおいて、親が存命中の子供の歴代最高齢記録として掲載されていました。
第5位 マリー・メイユール 117歳と230日
1880/8/29~1998/4/16
マリーさんはカナダ人として歴代最高齢の女性で、12人の子ども、85人の孫、80人のひ孫、57人の玄孫、4人の来孫(やしゃごの子ども)がいました。
子孫はなんと238人ですね。信じられないくらいの子孫の数です。
彼女は90歳までタバコを吸い、その後は禁煙して、娘と一緒に老人ホームで過ごしました。亡くなる前には、長女の年齢は既に90歳だったと言います。
彼女は1998年に、血栓が悪化したことで亡くなっています。
第4位 ルーシー・ハンナ 117歳と248日
1875/7/16~1993/3/21
アメリカのミシガン州生まれでアフリカ系人種としては歴代最高齢であり、アメリカでも史上2番目に長生きした女性です。
これほど長生きしたのにも関わらず、存命中は一度も最長寿のタイトルホルダーを保持していませんでした。
それは、この後1位に登場する女性よりも、少しだけ遅生まれだったからです。
第3位 田島ナビ 117歳251日(存命中2018/4/12現在)
1900/8/4生まれ
田島ナビさんは鹿児島県喜界町在住で世界最後の19世紀生まれだと言われています。
彼女は日本及びアジアでの歴代最高齢の人物でもあります。
夫との間に9人の子(7男2女)をもうけ、2011年の敬老の日の時点で、孫が28人、ひ孫56人、玄孫が35人いました。
2017年9月の時点では、約160人の子孫がいるそうです。
1日3回の食事は欠かさず、粥や味噌汁など5品をミキサーにかけたものをとっています。元気の良い日はシマ唄に合わせて手踊りをするほど元気だそうです。
第2位 サラ・ナウス 119歳と97日
1880/9/24~1999/12/30
アメリカ・ペンシルベニア州生まれのサラさんは史上2番目の長寿者であり、アメリカで歴代最長寿だった女性です。
存命中は最も長寿な人物としてギネス記録も保有していました。彼女の人生の間に、アメリカでは7つの戦争があり、23人の大統領がいました。
彼女は映画で有名になる前のハリウッドに産まれました。その当時は、カリフォルニア州も存在していなかったと言います。
彼女は21歳のときに結婚。1人の子どもをもうけて、その娘も102歳まで長生きしています。
彼女はチョコーレートは大好きだが、野菜は大嫌いだったそうです。長寿の秘訣は、「年齢を気にしないこと、嫌いな野菜を無理に食べないこと」だと語っています。
第1位 ジャンヌ・カルマン 122歳と164日
1875/2/21~1997/8/4
フランスのアルルに生まれたジャンヌさんは、歴代世界最高齢の人物としてギネスブックに載っている人物です。
彼女の家族は幼児期に亡くなった子どもを除けば、当時としてはかなり長生きな家系で、父は92歳、母は86歳、兄は97歳まで生きています。
1888年ジャンヌさんが13歳の時にあの有名な画家のフィンセント・ファン・ゴッホに出会ったそうです。
ゴッホはジャンヌさんの父親が営んでいた店に絵の具と鉛筆を買いにきたんだそう。
ゴッホに会った印象は「汚くて、格好も性格も悪い人」と語っています(笑)
ジャンヌさんはフェンシングは85歳から始め、自転車は100歳まで乗っていました。
彼女の好物はチョコレートと赤ワインで、1週間に1キログラムのチョコレートを食べていた!
彼女は自分が喫煙者であることを隠さず、20歳代から喫煙し、タバコに火をつけてくれる介護者のことを気遣って、117歳で禁煙したそうです。
なんか50歳くらい逆サバを読んでいるような元気さですね(笑)
世界の平均寿命 国・地域別ランキングベスト10
続いて2015年の世界平均寿命をランキングにしてみました。
第10位 シンガポール 82.60歳
シンガポールは1990年代は30位前後でしたが、その後徐々に順位を伸ばしてきました。
近年では3年連続ベスト10に入っています。
第9位 フランス 82.67歳
昔から10位前後に入っているフランス。歴代世界最高齢者ランキング1位であるジャンヌ・カルマンさんもフランス生まれでしたね。
第8位 アイスランド 82.86歳
アイスランドは1990年からほとんどベスト10に入り続けています。世界長寿ランキングには入っていませんでしたが、長寿国の一つでもあります。
第7位 スイス 83.20歳
同じくヨーロッパのスイスがランクインしました。スイスは1990年からずっとベスト10入りです。
第6位 サンマリノ共和国 83.32歳
サンマリノ共和国はイタリア半島の中東部に位置する共和制国家。
周囲は全てイタリアで、国土面積は十和田湖とほぼ同じで、世界で5番目に小さな国です。
第5位 スペイン 83.38歳
またまた、ヨーロッパの国がランクインしました。スペインは以前10位前後でしたが、近年順位を上げています。
第4位 イタリア 83.49歳
第4位はイタリアです。ここまでシンガポール以外すべてヨーロッパですね。
先進国のため、医療制度が充実しているからでしょうか?
第3位 マカオ 83.59歳
第3位にはアジアの地域がランクイン!1999年までポルトガルの植民地であったマカオ。
羽田空港の2倍程度の面積しかない小さい地域ですが、一人当たりのGDPは世界屈指で豊な地域です。
教育は医療費が無料という点も長寿国の要因かもしれません。
第2位 日本 83.84歳
日本が第2にランクインしました。歴代最高齢ランキングの8位大川ミサヲさん、3位の田島ナビさんの生まれた国ですね。
日本が長寿国なのは皆さんご存知の通りですよね。日本を超える長寿国はいったいどこなのでしょうか?
第1位 香港 84.28歳
香港が世界平均寿命ランキングの第1位となりました!香港は5年連続1位という世界でもっとも長寿な地域です。
1997年にイギリスから中国へ返還された香港は世界屈指の経済都市として発達しています。
世界平均寿命ランキングを見てみるとやはり、先進国が多いようですね。
医療制度の充実が要因ではないでしょうか。また食文化が豊な地域がランクインしている傾向にありますね。
やはり、食事は長寿の源ではないかと思います。
まとめ
ギネスブックにも載った世界最高齢ランキングをみてみましたが、1位の方はなんと122年も生きていたんですね。
122年と言うとかなり昔に感じてしまいます。今から122年前は1896年。日本はまだ明治時代で、日清戦争が終わった後くらいでしょうか。
第1回夏季オリンピックがアテネで開催された記念すべき年でもあります。
ということはランキング1位のジャンヌさんは1875年生まれですから、その時21歳。
亡くなったのは1997年ですから、1996年のアトランタオリンピックまで全部知っているかもしれませんね。