コレクターストーンとして人気のあるターフェアイトはご存知でしょうか?
しかし、ターフェアイトよりも更に希少な宝石がこのマスグラバイトという宝石です。
さらに希少でターフェアイトの親戚とも言えるマスグラバイトは、 10年以上前までは破壊検査でしか区別できないとされていました。
近年になってラマン分光法を用いることにより、区別が可能となった宝石です。
マツコの知らない世界 マスグラバイトとは
ここで関係を簡単に整理すると・・・
スピネルの中に違う鉱物を発見→
非常に希少なターフェアイトという宝石であると判明→
更に調べるとターフェアイトの中にあった一石がマスグラバイトである事が判明。と言った具合です。
ちなみにターフェアイト数十個中に、1つあるかと言う類稀な稀少性は素晴らしいの一言です。
これだけ宝石の世界というものは非常に奥が深いものであると思い知らされてしまいます。
ちなみに世界でマスグラバイトと確認されているのは数十ピースで 日本国内において確認が取れているのは一説によると20ピース程度。
しかもそのサイズが殆どが0.5CT以下の物になります。
希少性があまりにも高い為、見つけたらとりあえず購入された方が一番の選択であると言えるほどの希少性を持つレアストーンです。
マツコの知らない世界 マスグラバイト12/12【TBS】
世界で数十ピースしか存在しない幻の石 マスグラバイト 1.5カラット 700万円
https://twitter.com/GTT214/status/940561683625394177
マツコの知らない世界 マスグラバイト12/12【TBS】
宝石品質のものは、世界中でごく僅かしか報告されていないというレアストーン中のレアストーンです。
希少石で知られているターフェアイトよりもさらに少なく、またターフェアイトと成分・特性が非常に似ており、通常の鑑別では識別が不可能です。そのため蛍光X線分析に因る半定量分析や、ラマン分光分析などの成分分析検査が必要となります。
ターフェアイトとマスグラバイトの識別が可能になったのは、ここ何年かのうちで、以前のコレクター所有のターフェアイトの中には、幾つかマスグラバイトが紛れ込んでいる可能性があると思われます。
1967年にオーストラリアのマスグレイブ(Musgrave)山脈で発見されたのが名前の由来です。宝石質のものはスリランカで産出します。